食物アレルギー

食物アレルギーとは

私たちの体の中には細菌やウイルスなどが体内に入ってきたときに異物とみなして攻撃・体外へ排除する『免疫』と呼ばれる仕組みが備わっています。ダニや花粉、食べ物に対してIgE抗体が体内で作られると、体の表面や粘膜にあるマスト細胞とくっついてアレルゲンを待つ『感作(かんさ)』と呼ばれる状態になります。感作の状態になった体に再びアレルゲンが侵入してIgE抗体が反応することでIgE抗体とくっついているマスト細胞からヒスタミンやロイコトリエンが放出し、あらゆるアレルギー症状が起こります。

主なアレルギーの原因となる食品

食物アレルギーの中でも代表的なアレルゲンは卵、牛乳、小麦です。その他に、さばなどの青魚やいかといった魚介類、バナナやキウイなどの南国の果物、大豆やピーナッツなどの豆類、ソバなどが挙げられます。原因となる食物は年齢とともに変化し、その割合も変わります。食物アレルギーの中でも代表的なアレルゲンは卵、牛乳、小麦です。その他に、さばなどの青魚やいかといった魚介類、バナナやキウイなどの南国の果物、大豆やピーナッツなどの豆類、ソバなどが挙げられます。原因となる食物は年齢とともに変化し、その割合も変わります。

食物アレルギーの症状

原因となる食べ物を摂取してから2時間以内に症状が現れます。症状は患者様によって様々で発熱や頭痛を伴う場合もあります。代表的な症状として皮膚症状があります。じんましんや皮膚の痒みは即時型食物アレルギーの患者様の全体の8~9割にみられる症状です。次いで呼吸器の症状(呼吸困難、喘鳴、咳など)で、全体の2~3割程度の患者様にみられる症状です。また、粘膜症状としてまぶたや唇の腫れといった症状があります。軌道の内側の粘膜が腫れてしまうと、最悪の場合窒息に至ります。また、腹痛や嘔吐、下痢などの消化器症状も1割程度の方にみられます。また、ショック症状も1割弱程度の方に現れるため注意が必要です。

食物アレルギーになりやすい人の特徴

以下の項目は食物アレルギーになりやすい人の特徴です。当てはまる方は症状がなくても注意が必要です。

  • 毎日同じ食べ物を食べている
  • 甘いものをたくさん食べる
  • 食事の好き嫌いが激しい
  • 慢性的な便秘
  • 花粉症
  • ゴムなどの化学製品にアレルギーがある
  • 慢性的にストレスが溜まっている

食物アレルギーの診断と検査の流れ

1問診

アレルギーとなる食物は様々なので原因を特定するために、じんましんやアレルギー症状が現れたら半日前までの食べ物や触れた食品を記録して、問診の際にお伝えください。症状が度々現れる方は『食物日誌』をつけて食事内容を記録することもおすすめです。加工食品などの場合は、表示ラベルを記録しておくと問診でのアレルギー物質の特定に役立ちます。

2検査

問診でいくつかのアレルギー物質が疑われたら、血液検査や皮膚試験などのアレルギー検査を行い原因物質を特定していきます。

3食物経口負荷試験

問診や検査でアレルギーの原因となる物質が特定されない場合は、疑われる食べ物を実際に少し食べてアレルギー症状が出るかどうかを調べます。実際に食べ物を口にするためアナフィラキシーのような重篤なアレルギー症状が起こる可能性もあるため、医療機関で医師や看護師がいる中で行います。

食物アレルギーの治療

原因となるアレルギー物質が特定されたら、まずはそのアレルギー物質を可能な限り除去しましょう。完全に除去することで栄養に偏りが出ないように、栄養バランスを考え代替食品などをとりいれることも大切です。加工食品を購入する際は、代表的な卵、牛乳、小麦、甲殻類、ソバ、ピーナッツなどが含まれているか表示ラベルに明記されているので除去の際に役立ちます。 アトピー性皮膚炎が関係する場合、抗アレルギー薬のインタール、蕁麻疹や皮膚の痒みには抗ヒスタミン薬を処方いたします。整腸剤や消炎酵素薬などには卵や牛乳の成分が含まれているものがあるのでお薬の処方の際には十分注意が必要です。20年ほど前は生まれてくる子供の食物アレルギー予防のために妊娠期間中に鶏卵や牛乳を控えるなどの予防方法もありました。この方法によりアレルギーの予防が可能となる証拠やデータはなく、根拠に乏しいため現在ではアレルギー予防のために妊娠中の食事制限などはありません。食物アレルギーの症状の改善に、原因物質を少量から少しずつ食べて、量を増やしていき体内で耐性をつくる経口免疫療法の試みがあります。アレルギーによるショック症状の恐れもあるため、経口免疫療法は必ず医療機関で医師の指導の下、おこないましょう。

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