ドクターズコラム

2015.12.07

開業三ヶ月を迎えて

9月1日に当地にて開業し、早いものでもう3ヶ月、師走となり今年も残すところあと一ヶ月を切りました。そこで、開業からこれまでを振り返ってみようと思います。

十分な事前準備をしたつもりで開業したものの、いざ開業してみると様々な不備な点もあり開業当初はご迷惑をお掛けした点もあったかと思いますが、ようやくここにきてようやく落ち着いて日常業務を行う事ができるようになりました。

開院からの新規患者数は600名以上となり、多くの患者さんに受診頂きました。比率としてはやはり消化器疾患の患者さんが多いようです。
胆石胆のう炎、慢性胆のう炎、急性虫垂炎、汎発性腹膜炎、感染性腸炎、消化管出血、腸閉塞、閉塞性黄疸など入院、手術が必要な方も多くいらっしゃいました。病状とご本人の要望を伺いながら、がん研有明病院、NTT関東病院、国際医療福祉大学三田病院、厚生中央病院など近隣の連携医療機関の先生方にご紹介させて頂き、各医療機関で速やかに入院、手術などの対応をして頂きました。

内視鏡検査数は上部下部併せて100件を超えて参りました。
スタートしたばかりで件数はまだまだ少ないですが、早くも早期胃癌、早期大腸癌の方もおられました。
癌とは言っても、これらごく早期の癌に特徴的な症状はなく、内視鏡で細かく観察して見つけるしかありません。しかしこの時期に見つけてあげれば内視鏡治療のみで(お腹を切るような手術をしないで)完治が得られることがほとんどです。
内視鏡検査は、楽に受けて頂くことももちろん大切ですが、本来の目的、すなわちきちんとした診断の大切さを改めて感じている次第です。

今後も大崎消化器クリニックをどうそよろしくお願いいたします。

院長 倉岡 賢輔

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