ドクターズコラム

2019.04.19

禁煙外来について

いつでもタバコをやめられると思っていたのにやめられない。それは『ニコチン依存症』のせいです。 自分1人で禁煙を続けるのには限界があります。今は様々な禁煙方法がありますが、ニコチン依存症は病気です。禁煙外来で医師と相談しながら禁煙をはじめませんか。

当院では2019年4月1日より禁煙外来を開始しております。

『ニコチン依存症』

タバコが健康に悪いことはわかっている。それなのに禁煙できないのはなぜでしょう。いつでも辞められると思っていたのに…いつの間にかタバコと離れられない。禁煙に挑戦してもつい吸ってしまう。なぜでしょう?

それはタバコの煙に含まれるニコチンが、ヘロインやコカインにも劣らない強い依存性を持つからです。そのため、喫煙習慣の本質は『ニコチン依存症』という治療が必要な”病気”とされています。多くの”病気”を意志の力だけで治せないのと同様に、”病気”である『ニコチン依存症』を意志の力だけで治すことは難しいのです。禁煙してみようと思ったら是非、医師に相談してみてはいかがでしょうか。

◆2018年の厚生労働省国民健康栄養調査による成人の喫煙率◆

現在習慣的に喫煙している人の割合は、17.7%であり、男女別にみると男性 29.4%、女性 7.2%である。この10年間でみると、いずれも有意に減少している。 年齢階級別にみると、30~40歳代男性では他の年代よりもその割合が高く、約4割が習慣的に喫煙している。

厚生労働省の調査によると全国の喫煙率は昭和41年ピーク時の 83.7%と比較すると約50年間で大幅に減少しているものの、現在でも特定の年齢層においては高い喫煙率となっています。

《禁煙治療》

2006年4月から、『ニコチン依存症』の方は一定の条件を満たせば、健康保険等を使って禁煙治療を受けることができるようになりました。 その条件は、以下の4つです。

  • 1.以下のニコチン依存症判定テストで5つ以上該当
  • □自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  • □禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
  • □禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコが欲しくて欲しくてたまらなくなることが  ありましたか。
  • □禁煙したり本数を減らしたときに、以下のどれかがありましたか。
  • ・イライラ ・神経質になる ・落ち着かない ・集中しにくい ・ゆううつ ・頭痛
  • ・眠気 ・胃のむかつき ・脈が遅い ・手のふるえ ・食欲または体重増加
  • □上記で伺った症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  • □重い病気にかかったとき、タバコは良くないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  • □タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  • □自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  • □タバコが吸えないような仕事や付き合いを避けることが何度かありましたか。
  • 2.(1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数)>200
    (2016年4月より35歳未満には上記要件がなくなりました)
  • 3.ただちに禁煙を始めたいと思っている
  • 4.禁煙治療を受けることを文書で同意している
  • 上記の条件を満たしていても、過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方で、
    前回の治療の初回診察日から1年経過しない場合は、自由診療となります。

 

★禁煙外来診療日★

午前 × ×
午後 × ×

 

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