ドクターズコラム

2016.04.07

白衣高血圧、仮面高血圧とは

白衣高血圧、仮面高血圧をご存じですか?
JSH2014(高血圧治療ガイドライン2014)では、高血圧診断は診察室血圧と診察室外血圧により、正常血圧、白衣高血圧、仮面高血圧、持続性高血圧の4種類への分類が示されています。


白衣高血圧とは、診察室など医療環境下で測定した血圧が高血圧であっても、家庭血圧が非医療環境下では正常血圧を示す状態をいいます。
それとは反対に仮面高血圧とは、診察室血圧は正常であっても、診察室外で高血圧である状態をいいます。早朝高血圧、夜間高血圧や職場高血圧が含まれます。
 
白衣高血圧は、通常は問題になりませんが、長年の追跡で、脳卒中発症リスクが持続性高血圧と同等であったという報告があり、長期的には心血管疾患のリスクになることがあります。
 

仮面高血圧は心血管疾患の発症リスクが、正常血圧に比し2~3倍程度であり、持続性高血圧と同程度であるといわれています。
仮面高血圧は、正常血圧者の10~15%、140/90mmHg未満と良好にコントロールされた高血圧患者の約30%でみられます。
家庭血圧を早朝、昼、夜間と測定してみて下さい。昼間は高くないのに早朝、夜間が高い人は仮面高血圧の可能性があります。既に薬を飲んでいる方は薬の飲み方や薬を変更してみる方がよいかも知れません。自分で変更せずに主治医の先生と相談して下さい。

内科・循環器内科
専門医 岩野圭二
診療担当時間 水曜日15時~18時30分

 

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