ドクターズコラム

2015.10.15

高血圧は沈黙の殺し屋

本邦の高血圧(収縮期血圧140mmHg以上または拡張期血圧90mmHg以上、または降圧薬服用中)患者数は、約4300万人と推定されています。
 
30歳以上の男性の60%、女性の45%が高血圧と判定されています。
50歳以上の男性と60歳以上の女性では60%を超えており、まさに国民病と言えます。
 
高血圧の自覚症状として、頭痛、めまい、肩こり、むくみ、動悸など症状があります。しかし、症状のない人もいるため、知らないうちに高血圧が進行し、気づいた時には脳卒中、心筋梗塞や腎不全などの合併症を起こしてしまうことも稀ではありません。そのため高血圧はサイレント・キラー(沈黙の殺し屋)と言われています。
 
収縮期血圧10mmHg、拡張期血圧5mmHgの低下により心血管病リスクは脳卒中で約40%、冠動脈疾患で20%それぞれ減少することが明らかにされています。高血圧の人は少しでも血圧を低下させることが重要です。
 
まず、血圧を測定してみましょう。高ければ気軽にクリニックを受診して下さい。食事療法、運動療法等を指導させていただきます。それでも血圧が低下しない場合は、患者さんと相談しながら適切な薬を処方させていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

内科・循環器内科
専門医 岩野圭二
診療担当時間 水曜日15時~18時30分

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