便秘外来

便秘外来とは

便秘外来とは便秘は一人でお悩みを抱えているケースがとても多く、市販薬などで改選しようとされている方がとても多いです。毎日出すことにとらわれてお薬を飲み続け、徐々に効果が得られなくなっていくことも珍しくありません。
便秘を根本的に解決するためには、お一人おひとりによって異なる「出ない」理由をしっかり突き止め、大腸がんなどの深刻な病気が隠れていないかをきちんと調べることが重要です。

当院の便秘外来では、便秘のタイプを診断し、患者様に合わせたきめ細かい治療を行っています。
多くの現代人が抱えているといわれる便秘の症状。ご自身の判断であれこれ試して改善しようとされている方も多いのではないでしょうか。「毎日出さなければ」と市販のお薬を飲み続けている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、便秘は「出す」だけでは根本的な解決にはなりません。「出ない」理由は個人個人によって異なります。また、大腸がんなどの深刻な病気が隠れている場合もあります。
当院では便秘外来を設け、患者様お一人おひとりの便秘タイプの診断と、それに応じた治療を行っております。便秘は「出る/出ない」だけでなく、スムーズな便通とスッキリ感の有無も大きく関わっています。慢性的な便秘でお悩みの方だけでなく、便通になにかしらのお悩みがある場合には、気軽にご相談ください。

このような症状があったら早めの受診をおすすめします

  • 便秘と下痢を交互に繰り返す
  • 便秘や下痢が2週間以上続く
  • 血便や黒っぽい便が出る
  • おなかの張りや強い痛みがある
  • 排便後も便が残っているように感じる

便秘のタイプ

便秘には病原によって起こる器質性便秘と、大腸の機能が鈍いことで起こる機能性便秘の2種類に大きく分けられます。便秘は1つの原因ではなく、いくつかのタイプが複合的に重なっているケースもよくあります。便秘でお悩みの場合、一度、専門医にきちんと診てもらうことをおすすめします。

便秘は癖みたいなものでそれほど心配がないと誤解されている方が多いのですが、注意したいのは大腸がんなどを原因とした器質性便秘が疑われるケースです。血縁者に大腸がんを患った方がいる、45歳以上で初めて便秘になった、便秘の状態がどんどん悪化しているといった場合には、できるだけ早く専門医の診察を受けてください。

器質性便秘 大腸がん、潰瘍性大腸炎、内臓の癒着による狭窄、腸捻転などにより、腸が物理的に通過障害を起こしている便秘です。
機能性便秘 原因などにより、さらにいくつかのタイプに分かれており、それぞれ治療法が異なります。
単純性一過性便秘 旅行や引っ越しなど、環境変化による一過性の便秘です。それほど心配する必要はありません。
痙攣性便秘 自律神経の乱れによって起こる便秘です。大腸の一部が引きつって緊張し、動かなくなっています。下剤の使用は逆効果なので注意が必要です。
弛緩性便秘 大腸のぜん動運動は、運動不足や加齢などで低下します。それにより、便意がなく、ガスが増えておなかが張り、コロコロした便が出る便秘が起こります。
直腸性便秘 便意を日常的に我慢したり、下剤や浣腸の使い過ぎで排便反射が鈍った状態です。直腸に便がきても便意を感じにくくなり、排便後に残便感がある便秘です。
その他の便秘 甲状腺機能低下症、内分泌代謝疾患、神経疾患など、腸以外の疾患により『症候性便秘』。薬の副作用で起こる『薬剤性便秘』があります。

便秘外来の治療

どのタイプの便秘であっても、基本となるのは、食生活や運動など「生活習慣の改善」です。その上で、タイプや症状に合わせて適切なお薬や漢方薬を用い、
腸が正常な働きを取り戻すところまで、しっかりサポートします。

生活習慣の改善

規則正しい生活、充分な睡眠、ストレスの上手な解消は便秘改善にも効果があります。そして、「便意を感じたらできる限りすぐにトイレに行く」ことも便秘解消にはとても有効です。さらに、朝は便意がなくてもトイレに行くことで排便習慣ができてきます。ただし、頑張り過ぎると肛門に大きな負担がかかるため5分以下にとどめてください。

食事療法

便秘解消には食物繊維をたっぷり摂取することが重要ですが、同じくらい大切なのは水分をたくさん摂ることです。食事内容はバランスが取れたメニューを心がけます。和食が理想的ですが、適度な脂肪分は腸を刺激するために必要ですので、脂肪抜きなどのダイエットはやめましょう。
また、朝食は腸の蠕動運動を促すため特に重要です。余裕を持って朝を過ごすことは便秘解消に役立ちます。少し早起きしてしっかり朝食を摂ってください。

運動療法

腹筋を鍛え、血液循環が改良されると、胃腸の働きも活発になります。腸が伸縮して便を肛門へ運ぶ蠕動運動は、軽い運動やウォーキングでも促進されます。
運動ではありませんが、腹部へのマッサージやゆっくり入浴して血液循環を改善させるのも効果的です。

薬物療法

下剤や浣腸を使いすぎると逆効果になる場合があるため、自己判断で市販薬を使うのは危険です。当院では、専門医が慎重に見極めた上で、漢方薬も含めた薬物療法を行っています。

治療の流れ

  1. 問診
    便の状態、排便頻度、おなかの張り、血便の有無、食生活などの生活環境についてうかがい、服用されている下剤などがあればそれについてもお訊ねします。
  2. 身体診察
    おなかに手を当てて、張りなどを観察します。
  3. 検査
    必要に応じて以下の各種検査を行います。

    血液検査 疾患などがないか、全身の状態を確認します
    便潜血検査 肉眼で確認できないレベルの血液が便に混入していないか調べます
    腹部エコー(超音波)検査 腹部の臓器状態を確認します。腸のぜん動の程度、便の残り具合なども観察できます
    腹部レントゲン(X線)検査 便やガスがどの程度たまっているかを調べます
    大腸内視鏡検査 大腸がんなど、重篤な病気が隠れていないかを調べます。便潜血検査で陽性が指摘された場合には、大腸内視鏡検査をおすすめしています。
  4. 治療
    食事療法や運動療法などの生活習慣指導や、薬物療法など、適切な治療を行います。
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